ご利用者様の声|効果事例-2 上着を自力で着脱出来るようにしたい - リハラボシンメトリーエクササイズ®の効果検証

ご利用者様の声

効果事例-2 上着を自力で着脱出来るようにしたい 主な疾患:頸髄損傷

M様(男性、70歳代)

■ ご本人の希望:
上着を自力で着脱出来るようにしたい


■ ご本人の声:
事故に遭ってから身体全体がうまく動かせない状態になっていました。今はヘルパーさんが入っているから
助かっていますが、せめて自分で上着くらいは着たり脱いだりできるようになりたいです。

初期の状態
  • 車いす座位での手の挙上 車いす座位での手の挙上
かぶり式の服を用いるのはリスクが高いためなるべく避けたいのですが、
本人の希望のため、何とかして安全に着脱していけるようにしたいです。
まずは棒を使って、肩の可動域の拡大を図っていきましょう。
そうしたら、指のつまみの力も引き出し、最終的にはつまみの動作を
バンザイした状態で行えるよう段階を追って行なっていくようにしましょう。
ポイントとしては右手を上げすぎて上半身が左に傾かないよう鏡を見ながら。
これも左右対称を意識しながら行ないましょう。
シンメトリー棒体操実施!その一部を公開!!
  • ①肩関節挙上 肘をなるべく伸ばした状態で
    頭上に上げる。
  • ②肘屈曲しながら肩甲骨内転 棒を肩の高さに合わせた状態で
    肘を身体の後方に引く。
  • ③大胸筋伸展 両肘に棒を挟んだ状態で
    棒を肩に引き付ける。
エクササイズ開始!そして三ヶ月後!!(写真:開始時⇒三ヶ月後)
  • 立位正面からの写真 座位にて肘伸展位での肩関節屈曲   座位にて肘屈曲位での肩関節屈曲
胸が開くようになり、手の動きの範囲が広がりました!
このくらい広がると、シャンプーで頭を洗えそうですね。
左肩は最初に、脇下に補助を入れてストレッチをしながら
肩の可動域を広げていきます。
最初から無理に手を上げようとすると上半身にブレが生じてきますので。
踏ん張って無呼吸にならないよう配慮していくように伝えました。

ご利用者様の声
時間をかければ上着を脱ぐことはおかげさまで出来るようになりました。
あとは着る動作を身につけていきたいです。

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